スマトラ島沖地震関連

「日本の防波壁が首都を守った」モルディブ

 「日本の支援がなかったら、マレはなくなっていただろう」――。モルディブの人口の約3分の1が住む首都マレでは、日本からの公的支援で建設された防波壁が、島を津波の大惨事から守ってくれたとの見方が広がっている。海抜1メートル程度しかない約1200の島々から成る同国は地球温暖化の進行で国全体が沈みかねないとの不安を抱え、常に海面上昇への恐怖と隣り合わせで生きてきたが、88年以降、進めてきた首都の護岸工事が壊滅的な被害を回避するのに貢献したと、島民は口々に語った。
 災害対策本部の置かれたマレ市のイスカンダール小学校校庭でボランティア活動を指揮するAさんに、なぜマレは3分の2が冠水しながらも死者が出なかったのだろうと尋ねた。するとすぐに答えが返ってきた。「10年以上かけて作った防波壁が大いに助けになった。日本の援助のおかげだと聞いている」
 その防波壁を見たくて市南部の海岸まで案内してもらったタクシー運転手のBさんも「日本が作ってくれたあの壁がなかったら今ごろマレはもうない」と語った。

どこかより引用・一部修正

 津波は水中ではパワーが衰えないらしいです。ということで、地震では被害がなかったのに、津波で大きな被害が出たスマトラ島沖地震のお話です。
 この記事を読んだ時、「日本もまだまだ捨てたもんじゃないな」と思いました。日本は島国ですし、津波に関する警報のシステムはかなり進んでいるそうです。各自治体の対応はそれに敵っていないのが現状らしいですが… こういう面で世界に貢献できるんだぞ、と専門家が話していました。
 今年は天災で多大な被害が出ました。来年は穏やかな1年だといいですね…